歯科技工

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どうして技工問題は解決しないのか【最終回】

どうすれば保険技工で歯科医、技工士双方に満足してもらえるか、問題点をあぶり出しより良い方策を模索します
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【技工問題・提言編 ④ 】受注制限、顧客の選別、協業化、その他

筆者の体調不良で、しばらく間が開きました。誠に申し訳なく思います。最近のエントリでは①ラボからの直接請求、②最低料金保証について考察いたしましたが、導入にはラボ側の負担が大きかったり、抜け穴が考えられることから、その実現には想像以上に高いハ...
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どうして歯科技工問題は解決しないのか【提言編③】最低料金保証

多くの技工士が切望する、保険技工物に関わる報酬の直接請求ですが、前回エントリで述べたように、実現には乗り越えるべきハードルがいくつも立ちはだかると予想されます。しかし時は待ってくれません。ならば現行の報酬体系を維持しつつ、シンプルな法整備で...
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どうして歯科技工問題は解決しないのか【提言編②】ラボからの直接請求

多くの技工士が考える解決策のひとつ、技工所から保険者へ技工代金を直接請求する方法について述べてみたいと思います。今さらなにができる、もはや手遅れだと言う人も少なくありません。かく言うわしもそのひとり。どうしてこうなったかは、これまで書いてき...
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どうして歯科技工問題は解決しないのか【提言編①】プロローグ

前回までは、保険技工の現状把握と、それに付随する様々な問題点について述べた。今回からは、それらを踏まえて、どうしたら保険技工が生存できるのかを皆さんと一緒に考えていきたい。
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どうして歯科技工問題は解決しないのか⑤~本質はお金の問題~

歯科技工が危機に瀕していることは業界人なら常識である。問題の本質が何に根ざしているかもわかっているはずだ。なのに誰も問題の本質へ斬り込もうとはしないのはなぜなのだろう。
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どうして歯科技工問題は解決しないのか④~診療報酬決定の謎~

診療報酬が現行よりずっと高く設定されていれば、値引きは自由競争の範疇として看過されうるはず。しかし実態は安い技工料金をさらに安く買い叩いている。そもそも論に立ち返って、技工料金を含めた診療報酬が低く抑えられている仕組みを考察する。
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どうして歯科技工問題は解決しないのか③~技工士によるダンピング~

安すぎる技工料金が横行するのは一部の傲慢な歯医者のせいばかりではない。そこにはラボ間の熾烈なシェア争いと、構造的な疲弊を逆手にとったハゲタカのようなビジネスが暗躍している。
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どうして歯科技工問題は解決しないのか  ②  ~権力構造の問題~

技工士の減少および高齢化に歯止めがかからない。この憂慮すべき状況を厚労省、日本歯科技工士会、日本歯科医師会も把握し対策も練られているようだが、目に見えた効果はもちろん、回復の兆しすら見いだせないでいる。今回は、技工物の受注をめぐる闇について書いてみたい。
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どうして歯科技工問題は解決しないのか ① ~志望者数の激減~

歯科技工が崖っぷちの危機に瀕している。いや、もう既に崖から転げ落ちて、谷底に叩きつけられる寸前なのかもしれない。業界人なら、これが誇張ではないことは十分ご承知の事と思う。なのに未だ抜本的な対策がなされてこなかったはなぜだろう。